ヴィーナスの誕生 The Birth of Venus
サイズ:172.5 x 278.5 cm ウフィツィ美術館蔵
作 者:ボッティチェリ・サンドロ
この大きな絵は、1482年以前、プリマベーラと同様にメディチ家の依頼で制作されました。
ウラノスから切り取られた男根が、海に落ち、そこから泡がたち始め、美しい娘ヴィーナスが現れました。
この愛と美の女神ヴィーナスは、大きな貝に乗り、ゆったりとした波の上を、ゼフュロス(西風の神)によって吹かれた風で岸に送り届けられます。
ゼフュロスに抱きついた彼の妻フローラは、バラの花を撒いてヴィーナスの誕生を祝福しています。
ヴィーナスは、黄金の果樹園に住む季節の女神のひとりホーラと出会い、花で飾られた外套を与えられます。
この絵は、ローマカトリック教会の影響力が強かった当時に、その考えを異にするギリシャ神話を題材にしたものでありましたが、その後の、サヴォナローラの異教撲滅の「虚栄の焼却」から免れることができました。
インターネット美術館・インターネットギャラリー http://www.h4.dion.ne.jp/~mottod9/sub033arthistory.htm
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