プリマベーラ(春) La Primavera
サイズ:203 x 314 cm ウフィツィ美術館蔵
作 者:ボッティチェリ・サンドロ
この絵は、メディチ家の別荘に春が訪れた様子を描いていると言われています。
ヴィーナスは、絵の中央に描かれ、しかも他の神々よりちょっと後ろに立っています。
彼女の上にはキューピッドがいて、エレガントにロンデルを踊っている三美神に、愛の矢を向けています。
このヴィーナスや三美神の守り神として左端にマーキュリー(エルメス)がいて、手を伸ばして雲を掴んでいます。
彼は、炎の様に輝く赤い外套を着て、ヘルメットをかぶり、剣をさしていて、正にこの庭園の守護神です。
この神のメッセンジャーは、また、翼のある靴と2 匹のヘビが巻きつき頂上に双翼があるつえを持っています。
右端には、風の神ゼフュロスが力強く、妖精クロリスに向けて風を吹いています。その隣が、春の女神フローラで花を撒きながら歩いています。
この絵には様々な解釈があり、そのひとつに、愛はローマ、三美神はナポリ・ピサ・ジェノバ、マーキュリーはミラノを意味するというものもあります。
インターネット美術館・インターネットギャラリー http://www.h4.dion.ne.jp/~mottod9/sub033arthistory.htm
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