パラスとケンタウルス:Pallas and the Centaur(1482)
サイズ:207 x 148 cm ウフィツィ美術館蔵(イタリア)
作者:ボッティチェリ・サンドロ Botticelli, sandro (イタリア, 1444-1510)
この絵は、フィレンツェ市の宮殿のドアの上に掲げられていましたが、1975年まで発見されませんでした。
この絵のパラスのドレスの上に織り合わせられた3個のリングは、メディチ家が関与していたことを示すものです。
また、むき出しの背景は、見る人を、2人の人物へ集中させるためのものです。
半人半馬のケンタウロスは、禁制の領土に侵入したため、盾と矛槍で武装したニンフによって、髪の毛を掴まれ押さえつけられています。
このニンフは、女神パラス・アテナとアマゾン・カミラの両方として現され、貞節なヒロインであるとウェルギリウスのアエネイドであるともされています。
この絵のなかで、美徳(ニンフ)が好色(ケンタウロス)に対し勝利するということともに、人間の本質は、戦闘を好み、好色であることも表しているとされています。
インターネット美術館・インターネットギャラリー http://www.h4.dion.ne.jp/~mottod9/sub033arthistory.htm
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